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Lipi-Blue
化学名
製品コード LD01

 容 量
    税込価格
本体価格
10
nmol
\19,440
 
\18,000
 
 
 
 


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取扱説明書

 性 質
Lipi シリーズは、脂肪親和性の高い低分子蛍光試薬であり、疎水性環境下で蛍光が増強します。また、試薬を添加するだけで生細胞および固定化細胞中の脂肪滴を明瞭に観察することができます。
脂肪滴とその機能
脂肪滴は、トリアシルグリセロールやコレステロールエステルなどの中性脂肪が単分層のリン脂質一重膜によって取り囲まれた構造体です。脂肪滴は脂肪細胞のみに存在するわけではなく、すべての細胞に普遍的に存在しています。最近の研究から、脂肪滴はその表面に種々のタンパク質が結合し、体内の脂質代謝制御において重要な役割を担っていることが明らかになってきています1)。近年、脂肪滴とオートファジー2)、細胞老化3) といった細胞内現象との関連性も示唆されており、脂肪滴の形成・成長・融合・分解のメカニズムをより詳細に解明するツールが待ち望まれています。

1) T. Fujimoto et al., “Lipid droplets: a classic organelle with new outfits.” Histochem Cell Biol., 2008, 130(2), 263.
2) R. Singh et al., “Autophagy regulates lipid metabolism.” Nature, 2009, 458(7242), 1131.
3) M. Yokoyama et al., “Inhibition of endothelial p53 improves metabolic abnormalities related to dietary obesity.” Cell Reports, 2014, 7(5), 1691.



脂肪滴の染色例
オレイン酸を添加したHeLa細胞を生細胞の状態で、Lipi シリーズの各色素にて染色しました。
スケールバー: 20 μm

<染色条件>
HeLa 細胞の培養液中に200 μmol/l オレイン酸を添加、一晩培養後に細胞をPBS で洗浄しLipi シリーズの各色素 1 μmol/l にて15 分間染色し観察。

<検出条件>
・Lipi-Blue : Ex. 405 nm / Em. 450 - 500 nm
・Lipi-Green : Ex. 488 nm / Em. 500 - 550 nm
・Lipi-Red : Ex. 561 nm / Em. 565 - 650 nm





市販試薬との比較
Lipi シリーズでは、既存の脂肪滴染色試薬の課題(選択性、フィルター適応性、滞留性)を大幅に改善しました。また色素ラインナップの充実により、多重染色時の色素選択が容易に行えるようになりました。

同仁化学製品
市販品(T社)
Oil Red O
(比色)
Nile Red
試薬B
生細胞の染色
×
固定化細胞の染色
脂肪滴への選択性
(低バックグラウンド)
×
×
汎用フィルターへの適応
n.d.
×*
生細胞内での滞留性
×
n.d.
×
×
*GFPフィルターに漏れ込む


抗体検出法との高い相関性
HepG2 細胞を4% PFA にて固定化後、100 nmol/l Lipi-Blue にて染色。その後、脂肪滴膜上のタンパク質(Adipophilin; ADFP)を認識する抗ADFP 蛍光標識一次抗体により免疫染色しました。
結果、Lipi-Blue は脂肪滴マーカーであるADFP の局在と高い相関を示しました。

<検出条件>
Lipi-Blue: Ex. 405 nm / Em. 450 - 500 nm
抗ADFP 抗体 (Alexa FluorR 647): Ex. 640 nm / Em. 650 - 700 nm



脂肪滴への高い選択性
オレイン酸を添加したHeLa 細胞を生細胞の状態で、100 nmol/l Lipi-Blue および100 nmol/l Nile Red (T社)にて染色しました。
結果、Nile Red では脂肪滴以外の細胞質も染色されました。

<検出条件>
Lipi-Blue: Ex. 405 nm / Em. 450 - 500 nm
Nile Red: Ex. 561 nm / Em. 565 - 650 nm




高い細胞内滞留性
HepG2 細胞を生細胞の状態で、Lipi シリーズの各色素、 T社Nile Redおよび試薬B にて染色。その後、培養培地にて30 分および24 時間培養後の蛍光像を確認しました。

スケールバー : 20 μm

Lipi-Blue およびLipi-Green は、染色後24 時間培養しても蛍光強度の低下はみられるものの脂肪滴内に色素が滞留していることが確認されました。一方、Lipi-Red、Nile Red および試薬B は、細胞内の滞留性は低く長時間のライブイメージングには不適であることが確認されました。



Lipiシリーズの蛍光特性


Q&A 
固定化細胞への染色は可能ですか?
 
規格
(1) 性状:
(2) 純度(HPLC): 85.0% 以上
取扱注意
 
危険・有害性シンボルマーク(GHS表示)
 
 
備 考
 
 
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05細胞染色用色素


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